民間療法は広義で医師に頼らない治療法のことです。古くからの経験や伝承による治療法でおばあちゃんの知恵袋としても知られています。
狭義では医学的な根拠のない療法のことを指しています。
一方、自然療法とは薬や手術を使わずに治癒する代替医療の一形態で、健康食品やサプリメント、鍼灸、整体、指圧、マッサージなどがこれに当たります。
民間療法は効果がない?ある?
民間療法といってもいろんな分野のものがあります。中には「これは絶対あかん!」というものもあります。
「これは絶対あかん!」という民間療法にはどんなものがありますか?
ざっと挙げるとこんなものかな。
・霊術、呪術:
修験者や山伏が「悪霊退散!」などと言て祓う。これに大金を使う人もいるそうな!
・まじない、運気:
信じることが悪い訳ではないが大金を使うのはほどほどに!
・迷信、俗信の治療法:
医療が発達していなかった昔は逆に悪くなって死んでしまうことも頻繁にあった!
「エクソシスト」とか「陰陽師」などの映画が本当にあると思っている人が飛びつきそうですね!
ふぐ毒に当たったら「土に埋める」とか「ザクロの皮を煎じて飲む」という話を聞いたことはありませんか?昔からよく言われている迷信です。当たり前ですが全く効果がありません!
他にも1700年代のヨーロッパの話ですがタバコの煙で浣腸をすると病気が治ると信じられていて広く行われていたようです。
更にひどいのになると病気の元を追い出すために熱湯風呂に浸けるというのもあったようです。ゾッとしますよね!
医療の発達していない昔は薬になるものや毒になるものを生活の経験から判別し伝承していったのです。
また、長い年月で身体のツボを刺激すると病が治ることを発見してきました。
いわゆる東洋医学というものですが、有効性は認められているものの科学的な解明はまだ明らかではありません。
東洋医学は国が効果を認めているけど科学的な解明はまだできていません!
同じように民間療法は科学的な根拠がないから効果が無い!と結びつけることはできません!
この上のところが重要で大前提です!
つまり民間療法も同じことが言えます!
「科学的な根拠が無い」とは「科学的に解明されていない」だけで「効果がない」ことではありません
当サイトはこの前提を元に作成しています。
自然療法とは自然治癒力を上げて治癒すること
自然療法とは簡単に言えば免疫力を強くするなど人間が本来持っている自然治癒力を高めて病気を治す療法のことです。
自然療法は薬や手術に否定的なため、現代医学とは対立するケースも多くあります。
また自然療法は科学的な根拠があるものとそうでないものがあります。
科学的な根拠がまだ解明されていなくても公的機関から効果が認められている自然療法もあります。
自然療法の有名なものとしては以下のようなものが挙げられます。
漢方・薬草・サプリメント・健康食品・カイロプラクティック・整体・鍼治療・ヨガ・呼吸法・ナチュロパシー
このうちWHO(世界保健機関)が認めているものは漢方・カイロプラクティック・鍼灸の3つです。
しかし自然療法にも怪しいものがあります。
有名な「ヒアルロン酸」や「コラーゲン」はコマーシャルで飲むタイプのものが売られていますが、胃酸で溶けてしまい効果は全く無いそうです!グルコサミンやコンドロイチンも同様で飲んでも効果がありません。このことは各国の大学で実証されています。
また、捏造した末期がんの患者の体験記を載せてあたかもガンに効果があるように見せかけた詐欺事件がありました。もちろん検挙されましたが、高額な請求をするような自然療法はまずは疑ってかかりましょう!
検査で卵巣嚢腫が見つかったのですぐ手術が必要と言われた女性が、宗教の手かざしを受けたところ卵巣嚢腫が無くなったという経験をしました。その女性はその宗教にすぐ入会したそうです。診断ミスか、別の要因でなくなったのかあるいは奇跡なのか知る由もありません。これは詐欺というわけではないですが身内で本当にあった話です。
医師の立場からすれば民間療法や自然療法は認められないでしょうね。
では、なぜ民間療法や自然療法が注目されているのでしょうか?
医師の立場からすれば民間療法や自然療法は認められないでしょうね。
では、なぜ民間療法や自然療法が注目されているのでしょうか?
民間療法や自然療法が注目されている理由
ガンや重い疾患は治療法もかなりヘビーなことが多く、体力が持たないため、治療が中断されるケースがよくあります。
そのため体力にあまり影響のない民間療法や自然療法にシフトするのではないでしょうか。
治る見込みのない末期がんの患者でも抗がん剤を投与をしていませんか?
抗がん剤は患者を苦しめるのに治らない抗がん剤を投与する必要があるのでしょうか!
薬は効果があるから薬と呼ぶのです。
効果が無ければそれは薬ではありません。
もはや毒です!
がん患者の中には放射線や抗がん剤の副作用による痛みを民間療法や自然療法で和らげている人もいるそうです。
極端な例ですが、医師からさじを投げられてしまったある末期患者は苦しい抗がん剤を止め、民間療法に切り替えたところ不思議なことにガン細胞が消滅したという実例がありました。
しかし、その民間療法はがん細胞を消滅させたという医学的な解明はされていません。
その民間療法のおかげなのか他の要因なのか奇跡が起きたのか?実証例が多くなれば証明されるかもしれません。
民間療法で効果があるとされるためには多くの実証例が必要なのです。
医学関係者のほとんどは 民間療法や自然療法 に否定的です。
相反する立場なのでしょうがないことだでしょう。
まとめ
民間療法と自然療法について解説してきましたがいかがでしたか?
民間療法、自然療法どちらも科学的根拠がないことが多いのですが、全くでたらめという訳ではありません。
また現代医学で治療法がない難病もたくさんあります。
治療法がない病気は民間療法、自然療法しかありませんが、人の弱みに付け込んだ詐欺商法もあるので注意が必要です。
当サイトは民間療法、自然療法について今後いろいろと検証していきたいと思っています。
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