吃音（きつおん：どもり）を治す民間療法

以前のことですが映画「英国王のスピーチ」を見たことがあります。
実話に基づく映画でとても感動しました。

この映画はどもり（吃音：きつおん）のせいで演説がストレスになり英国王になりたくなかったジョージ6世の物語です。吃音克服のトレーニングにあたった一人の人間との交流を通し吃音を克服し、国民にの前で素晴らしいスピーチをする感動的な内容でした。
この映画はトロント国際映画祭で最高賞を受賞したほか、いろんな映画祭で賞を取っています。

英国王ジョージ6世が悩んでいた吃音とはいったいどんな病気でしょうか？
そして吃音になる原因とは何でしょうか？

吃音とは？原因は？

吃音（きつおん）とは「どもり」ともいい、発話障害のひとつです。吃音の医学的な定義は話の流暢性を乱すような発話を吃音としています。

吃音の人は「ぼ、ぼ、ぼ、僕は・・」とか「あな、あな、あな、あなたに・・」のように言葉の一部分を繰り返したり、喋りだしに言葉が出なくて顔をゆがめたり口が固まっった状態になってしまったりします。

吃音のタイプは２種類

吃音症の方は子供で10人に1人、大人で100人に1人の割合と言われています。
吃音のタイプは大きく分けると次の２つに分けられます。

発達性吃音

吃音症の90%はこの発達性吃音と言われています。
2～5歳の幼児期に発症することが多く、成長するに従い約60～80%の人が3年ほどで自然に治るそうですが、治らないまま大人になる場合もあります。

獲得性吃音

獲得性吃音は大人になってから発症するケースが多く、脳損傷などの疾患による「神経原性吃音」と、トラウマやストレスによる「心因性吃音」の２つがあります。

子供が吃音になるのは育て方のせい？

発達性吃音はほとんどが幼児期に発症しますが、親としてはとても心配ですよね。

子供の吃音は女子よりも男子に多いという性差があり、その割合は1：5ほどです。
多くは3年ほどで自然に治るのですが一部の人は大人になっても治らないことがあります。

吃音の治療について

吃音の根本的な治療法はまだありません。またそれぞれ原因が違うので共通した治療法もありません。

吃音は症状が進むと意思疎通が難しくなり人と会うことを避けるようなって閉鎖的な環境になり、生活への支障が大きくなります。だから一刻も早く吃音を克服して欲しいですが、そのためには周囲の人たちの支援が必要不可欠です。

周囲の人はどうすれば良い？

吃音の人が「話をするのが怖くて嫌だ！」と思うような接し方はいけません。
これがどういうことか良くわからなければ、吃音の人が喋っている時は話を最後まで聞いてあげてください。

医学的な吃音の治療

薬や医療器具といった医学的な治療法はありません。
子供の場合はオーストラリアで開発されたリッカムプログラムという治療法があります。

大人の吃音については人それぞれの違いがあり吃音を軽減するには個々によって違ってきます。
だからここで簡単に紹介することはできません。治療を受けるにはどの医療機関でも良いという訳ではなく言語聴覚士の指導が受けられる耳鼻咽喉科やリハビリ病院を探す必要があります。

こちらから問い合わせできます：日本言語聴覚士協会　または各都道府県の言語聴覚士会

吃音の民間療法

何度も繰り返すようですが吃音については根本的な治療はありません。
だからトレーニングといった地道な努力が必要なのですが、やみくもに努力をしても効率が悪いだけです。

吃音のトレーニング法を記載した解説書は沢山市販されているのでアマゾンで検索すればたくさんヒットすると思います。
また、有料の情報として吃音改善プログラムも多く販売されています。

改善プログラムはすべての吃音を改善できない

吃音の原因に合わせた改善プログラムでないと効果はなかなか出ないといいます。だからどんな改善プログラムでも良いという訳ではないのです。

また、確実に治るという保障は無いので返金保証の付いたプログラムの方がリスクが低く安心できます。そういった点で下記の改善プログラムは返金保証付でお勧めです。

下記の商品は返金保証が付いていませんが、かなりのものと思われますので紹介します。

まとめ

吃音（きつおん：どもり）は発達障害の一種で、大きく分けて発達性吃音と獲得性吃音に分かれます。
更に獲得性吃音は神経原性吃音と心因性吃音の２つがあり、神経原性吃音には改善法が現在ありません。

吃音は根本的な治療法はありませんが、冒頭で述べたように英国王ジョージ6世のように改善トレーニングで治すことが可能です。
しかし、原因に合った改善法でないといけないので自分に合った吃音改善トレーニングを探す必要があります。